こどもが通っている保育園で親向けの学習会がありました。
とても良いお話だったので備忘録として内容をザックリですが書いておきます。
こどもが親のいうことをきくようになるためにはどうしたらよいか?というのが
今回のメインテーマでした。
「こどもはあきらめる事が出来ないんです。」
うんうん、我が家の子ども達も、
「無理~!!買えないの!!」
と言っても、買って買って!とずーっとしつこく言うんです。
なので この一言に納得しながら聴いておりましたが、
先生がおっしゃる事は私が思っていた内容とはちょっと違いました。
大人の強い口調や態度でこどもを否定して言う事をきかせるのは、
子供本人の自己否定につながるので(どうせ俺なんか…となるので)
抑圧して無理やり言う事をきかせる事=こどもに諦めさせている。
これはこどもにとっても良くない事です。
しかし今回のお話はそれとは別の意味でした。
諦めるとは「明らめる」と書くそうで、
「物事の真理を明らかにする」という意味の言葉だそうです。
「あきらめる」とは、仕方なく断念するといった否定的な言葉ではないのです。
こどもは大人の言う事はきくものです
こどもの行動について
やめなさい、いい加減にして、静かにしなさい!といっても、なかなか出来ない。
しかし
本来こどもは大人の言う事はきくものです。
実際、その園でのこども達はみんな集中して先生の話をきいているし、
大声だしている先生はいません。
ですが、園では良い子なのに
家では言う事をきかない、こだわりが強い、
という保護者の意見が多いのも事実だそうです。
なぜこどもは親の言う事をきいてくれないのか?
園では先生の言う事をきくのに、家では親のいうことをきかない傾向があるのは
どうしてでしょうか?
その子のこだわりが強いのでしょうか?
いいえ!
親の考えが明らかになっていないからです!
親の思っている事、言動が明らかになると、こだわりを捨て、素直に従うようになります。
大人でも説明なしに命令されてばかりだと嫌になるでしょう?
確かに、職場でも ただ、これをやって!と命令されてばかりだと
上司の事も嫌いになるし、やりたくもなくなりますよね。
きちんと説明があれば、納得して従える(笑)
どういう理由でするのか
いつ、どこで、誰と、どんな事をするのか
など、内容が明らかになれば、こどもは納得して、
自我をひっこめて、新しい状況に前向きに反応できるのです。
そのためには
ことばが必要です。
自分のこどもがわかるような説明ができなければいけないのです。
■ボキャブラリーを親子で共有
絵本を読み聞かせたりする
■きちんと定着させる事が大切
何度も繰り返す
■家の中でこどもに聞かせる言葉が少なければ定着しない
語りかけや会話が大事
つまり、こどもが親の言う事をきくようになるためには
親が物事を明らかにする必要があり、その為には親子のかかわりがとても大切なんだということですね。
毎日家事、育児、仕事で忙しすぎて、どうしてもこどもと向き合う時間、
ゆっくり会話や絵本を読む時間がとれていなかったので、自分自身の時間の使い方の見直しも必要だと感じました。
他にも
遊びを通してこどもを育てる
自分でやろうとする力=自己管理が養われる
と言われていましたが、小さいうちから教え込む傾向が強い昨今
忘れていた大切な事を思いださせてくれる勉強会でした。
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